【交通事故】広島高裁令和5年6月23日判決(自保ジャーナル2196号158頁)

自動車総合補償共済契約における人身傷害補償の見舞金の生活保障的性格が、同契約所定の故意重過失免責の趣旨である公益的要請等に優先する根拠に乏しいとして、被共済者の故意又は重大な過失による事故に人身傷害補償の見舞金は支払われない旨判示した事例(上告棄却にて確定)

【交通事故】神戸地裁令和5年3月30日判決(自保ジャーナル2157号167頁)

本件事故発生当時、脳梗塞の発生等が生じる危険性を有していた被保険者の法定相続人による人身傷害保険金等の請求で、本件事故発生時にジャックナイフ現象が生じたことを示唆するなどして、被保険者の脳疾患等の疾病又は重大な過失による免責を否認した事例(確定)

【交通事故】最高裁令和5年10月16日判決(裁判所ウェブサイト)

保険会社が、保険金請求権者に対し、人身傷害保険金額に相当する額を支払った場合には、保険金請求権者との間で、いわゆる人傷一括払合意をしていたとしても、上記保険会社が支払った金員は、特段の事情のない限り、その全額について人身傷害保険金として支払われたものと解すべき旨判示した事例(一部自判)

【交通事故】最高裁令和4年3月24日判決(判例タイムズ1501号73頁)

人身傷害保険の被保険者が人傷社に対して自賠責保険による損害賠償額の支払の受領権限を委任したものとは認められず、同人の損害賠償義務者に対する損害賠償請求権の額から、人傷社が自賠責保険から自賠法16条1項に基づく損害賠償額の支払として受領した金員に相当する額を全額控除することはできない旨判示した事例(破棄自判)