【交通事故】東京地裁令和2年3月9日判決(自保ジャーナル2073号56頁)

交通事故の被害者であり、かつ、労働災害の被災労働者である者に対して支払われた労働総合災害保険金(法定の労災補償に一定の補償を上積みするもの)の額については、同人に生じた消極損害(休業損害、逸失利益)の額から控除することによって損益相殺的な調整を行うべきことを判示した事例(確定)

【交通事故】神戸地裁伊丹支部平成30年11月27日判決(自保ジャーナル2039号1頁)

後遺障害逸失利益等の算定における中間利息控除のための基準時は、本件事故時ではなく、症状固定時であるなどと判示した事例(確定) 【事案の概要】 (1)次の交通事故(本件事故)が発生した。    発生日時 平成22年7月22 …

【交通事故】最高裁平成30年9月27日判決(判例タイムズ1458号100頁)

自賠法16条1項に基づく直接請求権を行使する被害者は、被害者が労災保険給付を受けてもなお填補されない損害について、労災保険法12条4項1項により移転した直接請求権を行使する国に優先すると判示した事例(一部破棄差戻) 【事 …

【交通事故】大阪地裁平成30年6月28日判決(自保ジャーナル2029号1頁)

労災保険金等の社会保険給付と人身傷害保険金のいずれもが支払われている場合には、その支払時期にかかわらず、口頭弁論終結時を基準として、既に支給され、又は支給されることが確定している社会保険給付額につき、人身障害保険金に先立 …