【民事】東京地裁令和5年6月15日判決(判例タイムズ1527号229頁)
退職後の競業避止義務を定める約定について、従前の雇用契約からの契約変更により業務委託契約が締結されるに至った経緯等のほか、競業避止義務の代替措置の内容等を検討した上で、上記の約定は、公序良俗に反し無効であると判示した事例(控訴後和解)
決め手となった証拠は何か。その後、どうなったのか。
退職後の競業避止義務を定める約定について、従前の雇用契約からの契約変更により業務委託契約が締結されるに至った経緯等のほか、競業避止義務の代替措置の内容等を検討した上で、上記の約定は、公序良俗に反し無効であると判示した事例(控訴後和解)
宗教法人の信者らによる献金勧誘行為の違法性に関し、諸事情を総合的に考慮した結果、勧誘の在り方として社会通念上相当な範囲を逸脱すると認められる場合には、不法行為法上違法と評価されるとの判断枠組みを判示した事例(破棄差戻)
鎖骨の変形障害(12級5号)が残存する原告について、直ちに労働能力の喪失を認めることは困難としつつ、症状固定日の右肩拘縮の傾向から相応の痛みがあったものとして、後遺障害逸失利益の労働能力喪失期間を14%、喪失期間を5年と判示した事例(控訴後和解)
本件事故発生当時、脳梗塞の発生等が生じる危険性を有していた被保険者の法定相続人による人身傷害保険金等の請求で、本件事故発生時にジャックナイフ現象が生じたことを示唆するなどして、被保険者の脳疾患等の疾病又は重大な過失による免責を否認した事例(確定)