【交通事故】奈良地裁葛城支部令和5年1月26日判決(自保ジャーナル2149号70頁)
本件事故直後の原告の下肢のMMTがゼロ(ほぼ完全麻痺)とされたことには、事故当時の多量の飲酒が大きく影響していることを指摘した上で、主治医が頸髄中心性損傷の診断の根拠とした臨床的特徴を総合的考慮して、原告の頸髄中心性損傷を否認した事例(確定)
決め手となった証拠は何か。その後、どうなったのか。
本件事故直後の原告の下肢のMMTがゼロ(ほぼ完全麻痺)とされたことには、事故当時の多量の飲酒が大きく影響していることを指摘した上で、主治医が頸髄中心性損傷の診断の根拠とした臨床的特徴を総合的考慮して、原告の頸髄中心性損傷を否認した事例(確定)
書籍に付属するDVDに収録された映画の著作物である映像について、同映像を制作した事業者を単独の著作者と認定しつつ、同事業者に対して同映像の制作委託契約の対価を支払う義務を負う出版社を「映画製作者」(著作権法29条1項)であると認定して、本件映像の著作権が被控訴人に帰属する旨判示した事例(確定状況不明)
芸能プロダクションである被告が、その所属タレントであった原告の肖像写真を自社のウェブサイトに掲載し続けた行為について、原告の肖像権侵害を否認した事例(控訴審係属中)
事業主が従業員を相手に提起した債務不存在確認訴訟について、当該従業員がパワハラ等を理由として損害賠償請求権を行使する現実的危険がなく、即時確定の利益を欠くとして、訴えを却下した事例(上告審にて確定)